Binance日本版について

Binance日本版 暗号資産(仮想通貨)
Binance日本版

世界最大手の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)は、現在、日本人ユーザーの新規登録を受け付けていません。

というのも、金融庁がBinanceに対して、日本居住者を相手に無登録で仮想通貨交換業を行っていたとして2018年3月23日付けで警告書を公表し、続いて2021年6月25日付けでも同内容の警告書を発したことが背景にあると考えられます。

ところで、2022年11月30日、Binance (AP) Holdings Limitedは既に日本で暗号資産交換業の登録を受けている株式会社サクラエクスチェンジビットコイン(通称SEBC)(関東財務局長 第00031号)の発行済株式の全部を取得しました。いわゆる買収です。

そのSEBCは、新規サービスへの移行準備のためとして、2023年3月31日をもって口座開設の申し込み受付を終了しています。

新規サービスの詳細は改めてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちくださいませとあるため、今後、どのようなサービスが展開されるのか期待しておきましょう。

個人的には、クリプトローンや定期ステーキングサービスが充実してくれると嬉しいと考えていますが、日本法の規制の下では簡単ではなさそうですね。

SEBC「新規口座開設のお申し込み終了について」(2023年3月15日)

Binance Japan

Binanceは、2023年5月26日の22時52分(筆者受信日時)に、日本国内居住者向けの新取引プラットフォームを設立するとして、各種移行手続きの案内を送付しました。

サクラエクスチェンジビットコインは、「Binance Japan株式会社」に社名変更することも予定しています。

メールによると、スポット取引と貸暗号資産(レンディング)、NFTマーケットプレイス、デリバティブ取引(先物取引)サービスなどが提供される予定です。

デリバティブ取引は第1種金融商品取引業の登録が必要となるため、やや遅れそうです。

残念ながら、筆者が期待していたステーキングサービスが提供される見込みは薄そうです。

Binance Japanの稼働開始時期

Binance日本ユーザー向けの取引プラットフォームは、今夏を目処に稼働するようです。

Binanceグローバル版は日本ユーザーへの提供を終了

Binanceグローバル版は、2023年11月30日限りで日本ユーザーへの提供を終了してしまいます。既存ユーザーに対しては、移行と口座開設に必要な本人確認手続きの案内を2023年8月1日移行に送付します。

グローバル取引プラットフォームは段階的に終了しますが、そのスケジュールの詳細はホームページで確認してください。

特に注意したいポイントをまとめておきます。

  • それぞれの取引は、一定期間をもって自動強制終了
  • 2023年6月23日:先物取引新規注文のレバレッジ上限が10倍
  • 2023年8月1日:本人確認手続き受付開始
  • 2023年10月27日:Earn(ステーキングなど)の新規契約終了
  • 2023年11月6日:先物取引の新規注文終了
    ※決済注文は11月19日まで可
  • 2023年11月20日:先物取引終了
  • 2023年11月27日:Earn(ステーキングなど)の強制解約
    ※日本版に対応していない暗号資産については強制的にビットコインに変換されてしまう
  • 2023年11月30日:グローバル版終了、本人確認が完了していれば残高が日本版に移行、していなければ現物の引出しのみ可
    ※日本版に対応していない暗号資産については強制的にビットコインに変換されてしまう

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