PayPalでできることは?
PayPalでできることは次のとおりです。
- PayPal加盟店でのオンラインショッピング
- 送金・支払い
- 送金の受取り(請求・集金・販売)
PayPal加盟店でのオンラインショッピング
PayPalでは、事前にウォレットにクレジットカードやデビットカードなどの支払方法を登録しておくと、2,400万以上の加盟店でアカウントログインによる簡単な決済ができます。
登録できる国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、DISCOVERと豊富です。
本人確認を完了させて三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座の口座振替設定をすると、銀行口座からも支払えます。
PayPalで支払うときに「商品またはサービスに対する支払い」をすると、商品が届かなかったときやデジタルコンテンツがダウンロードできなかったとき、届いた商品が説明と著しく異なっているときなどに返金してくれます。
支払日から180日以内に、ログイン後の「最近の取引」から「問題の報告」を選択して手続きを進めましょう。ただし、不動産や車両、現金相当商品などは対象外です。詳しくはPayPal買い手保護制度を確認してください。
友達や家族など個人間での送金
本人確認を完了させて銀行口座の口座振替設定が完了すると、個人間での送金機能を利用できます。受け取るにはPayPalアカウントが必要なので注意してください。
- STEP1「お支払い」タブの「送金」を開く
- STEP2送金先のユーザー名やメールアドレス、電話番号を入力する
- STEP3送金金額を入力して「次へ」をタップする
- STEP4支払いの種類を選択して「次へ」をタップする
商品・サービスはクレジットカードやデビットカードで支払えますが、個人間送金は支払えません。今回は「商品・サービス」を選択してみます。
- STEP5送金内容を確認して「送信」をタップする
友達や家族など個人からの集金
本人確認を完了させて銀行口座の口座振替設定が完了すると、PCやアプリ、SNS(請求リンクやpaypal.meという専用リンク)を通じた集金機能を利用できます。
おすすめはpaypal.meのリンクを作ることです。手軽にリンクをシェアして集金可能です。
クレジットカードやデビットカードでの送金を受け取ると商用取引となり、決済手数料として3.60%+40円負担しなければなりません。
ペイパル残高から銀行口座へ出金
送金を受け取るとペイパル残高に反映され、ペイパル残高は、通常3営業日で銀行口座に出金可能です。
1回につき5万円未満の場合は250円の手数料がかかるので注意してください。(個人アカウントもビジネスアカウントも同様)
出金できなくなる保留に要注意
PayPalでは、チャージバックやクレームによる返金のために、受け取った残高を出金できないように最大21日間の保留を設定することがあります。(PayPal「保留金とは何ですか?」)
次の要素が考慮されるとのことです。(「PayPal「資金が保留されているのはなぜですか?」)
- PayPalアカウントの保有期間
- 事業年数
- 支払処理の履歴
- 業界のチャージバック率又は返金発生率
- クレーム及び異議件数の多さ
- 会社又は個人の信用履歴
- 商品又はサービスを事前に販売しているかどうか
- 配達に要する時間
また、新規PayPalアカウントや一定期間販売がされていないアカウント、イベントチケットや家電製品、旅行パッケージ、ギフトカード商品を販売している場合にも保留が設定されやすいようです。(PayPal「支払いが保留されている、または支払いを利用できないのはなぜですか?」)
保留金対策としては、商品を速やかに発送し、PayPayを通じて追跡情報を伝えること、買い手と早く頻繁に連絡をとることなどが挙げられています。追跡情報を追加すると、サポートされる配送業者であれば24時間で保留が解除されるようです。
サービスや無形商品の場合は、注文ステータス更新により、ステータスが完了になってから7日後に保留が解除されます。
しかし、初めての販売やビジネスモデルの変更や販売価格の大きな変更があった場合には、1日又は7日を経過しても保留が解除されないことがあるので注意が必要です。この場合には、保留解除は21日後となります。(PayPal「支払いの保留を解除する方法を教えてください。」)
PayPalのビジネスアカウントとは?
PayPalのビジネスアカウントとは、PayPalが提供する決済サービスを利用できるアカウントです。
次のようなことができます。事業者は、顧客に対してクレジットカードやデビットカードなどによる多様な決済方法を提供可能です。
- オンライン決済の導入
- PayPalアカウントでの経費の支払い
- 請求書の作成
ビジネスツールやサブスクリプション、請求書、メールアドレス請求、PayPal.Me(支払専用リンク)
PayPalの決済サービス
PayPalの決済サービスには次のようなものがあります。なお、支払う側は3Dセキュアに対応していないカードでも決済可能です。
- 請求
- 請求書ツール
- PayPal.Me(ペイパルミー)
請求
請求は、顧客のメールアドレスや電話番号に請求リンクを送信し、顧客はリンクから支払いができる決済サービスです。
- STEP1「お支払い」タブの「請求」を開く
- STEP2請求先のユーザー名やメールアドレス、電話番号を入力する
- STEP3請求金金額を入力して「次へ」をタップする
- STEP4請求内容を確認して「今すぐ請求する」をタップする
請求を受けた側がメールやSMSに記載されたリンクにアクセスすると、次のような画面が表示されます。「Pay as a Guest」を選択すると、PayPalにログインすることなくカード決済が可能です。
請求書ツール
請求書ツールは、請求書を作成して請求先メールアドレスを入力して送信すると、顧客は受け取ったメールから支払いができる決済サービスです。
引用元:PayPal「請求書ツール」
アプリで請求書を作成して送信する流れは次のとおりです。
- STEP1「お支払い」タブの「請求」を開く
- STEP2下部にある「請求書を送信」をタップする
- STEP3請求書を作成して「送信」をタップする
- STEP4請求書の送信が完了する
請求書を受け取る側は、次のようなメールが届くので、リンクをタップして支払方法を選択して支払いを行います。PayPalにログインせずゲスト決済する場合は、カードのマークをタップしましょう。
PayPal.Me(ペイパルミー)
PayPal.Meは、自分専用の支払いリンクをシェアし、顧客はリンクから支払いができる決済サービスです。電子メールやSMSのほか、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSその他の媒体でシェアできます。
顧客はPayPalアカウントの作成が必要になる点に注意してください。
決済ボタン(PayPalボタン)
決済ボタン(PayPalボタン)は、ボタンを設計しコードを生成し、Webサイトに表示することができます。
通常購入サンプル
サブスクサンプル
PayPalの決済パートナー
PayPalはECプラットフォーム向けの決済ソリューションを提供しているため、ShopifyやSTORES、BASE、カラーミーショップなどのECプラットフォームを利用している人は、PayPalの決済機能を利用し顧客に提供できます。
また、GMOペイメントゲートウェイやGMOイプシロン、DGFT、SBペイメントサービスもPayPalに対応しているため、これらの決済代行会社を利用している人もPayPalの決済機能を利用して顧客に提供可能です。
PayPalの決済パートナーについては以下リンク先でまとめられています。
ビジネスアカウントでは、資金決済法に則るため、PayPal残高を100万円以下にするよう求められます。
PayPalで本人確認をするには?
個人アカウント(パーソナル)の本人確認は、運転免許証や運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カードいずれか1点を準備して、ログイン後右上にある設定アイコンを選択します。
続いて「ビジネスアカウントへのアップグレード」を選択し、届いた通知から「今すぐ開始をクリック」を選択しましょう。表示された画面で「アカウントのアップグレード」を選択して「続行」し、画面の案内に沿って自撮り方式(eKYC)をします。
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