信用情報機関の情報交流（CRIN・FINE・IDEA）

CICとJICC、KSCの3機関は情報交流をしているため、特にCRINという情報交流ネットワークによって、延滞や代位弁済などの事故情報は3機関で交流されてしまいます。

銀行ローンを組むとき、銀行は直接CICやJICCに加盟していなくても、結局はCICやJICCに登録されている事故情報を見ることが可能です。

CRIN（Credit Information Network）

CRINは信用情報機関が自主的に行っている情報交流ネットワークです。契約日や支払状況（延滞や代位弁済など）、本人申告情報はCICとJICC、KSCで情報交流されています。

どれか1つの信用情報機関にだけ事故情報が残っていても、CRINによって3機関で事故情報は共有されているわけです。

FINEは、貸金業法に基づくCICとJICC2機関での情報交流です。

貸金業者が総借入残高を正確に把握するため、個人のローンで残高がある場合、契約日や貸付金額、貸付残高、遅延の有無などがCICとJICCの2機関で共有されます。

IDEAは、カードローン等の与信審査における総債務把握のために行われている3機関の情報交流ネットワークです。

KSCに登録されている消費性無担保のカードローンやキャッシングの残高、CICとJICCに登録されている貸金業者のローンに関する契約日や残高、遅延の有無などの情報はCICとJICC、KSCで情報交流されています。