ことら送金の概要
ことら送金は小口トランスファーの略称であり、PayPayやd払いなどの資金移動業者が提供する電子マネーにチャージすることなく、銀行の残高から直接個人相手に送金できる便利なサービスです。
対応金融機関
ことら送金に対応している(対応金融機関)は2024年2月21日時点で284あり、主なものは次のとおりです。
- ゆうちょ銀行(ゆうちょ通帳アプリ)
※2024年2月21日にサービス開始 - 三菱UFJ銀行(Bank Pay)
- 三井住友銀行(三井住友銀行アプリ又はBank Pay)
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- みんなの銀行(みんなの銀行アプリ)
今後利用可能になる銀行としては、GMOあおぞらネット銀行やSBI新生銀行が挙げられています。(2022年11月24日付けニュースリリース)
送金方法
ことらは、Bank Payアプリや銀行アプリなどで利用可能です。
口座番号を直接指定するほか、送金相手が連携・登録した携帯電話番号やメールアドレス、Pay事業者のアカウントID指定により送金ができます。
実際に筆者が三菱UFJ銀行(Bank Payアプリ)から三井住友銀行にことら送金を行うと、すぐに入金が反映して便利だと感じました。
まずBank Payアプリを開き、「ことら送金」のタップ後、「送金する」をタップします。
続いて送金先を指定します。筆者は「メールアドレス送金」を選択しました。
すると送金先の検索画面に遷移するので、メールアドレスを入力して「検索」をタップします。
検索結果が表示されるので、内容を確認し「金額/メッセージ入力」をタップしましょう。
続いて送金金額とメッセージを入力します。
送金内容を確認し「送金する」をタップすると認証画面に遷移するので、指紋認証などをクリアすると送金完了です。(19時14分送金)
三井住友銀行の口座を確認すると、1分以内に送金が反映されていました。(19時15分確認)
ことら送金のメリット
銀行口座から銀行口座に直接送金できる
ことら送金はPayPayなど資金移動業者の送金機能と似ていますが、銀行口座から銀行口座に直接送金できることが特徴です。
1分で送金が完了する
ことら送金は、状況によっては送金が即時反映されない場合もありますが、通常は1分以内に送金が完了します。非常に便利です。
ことら送金のデメリット
ことら送金は、1回10万円、1日50万円までしか利用できません。もっとも、ほとんどの送金ニーズは満たすことができるでしょう。
Bank Payとは
Bank Payとは、全国約1000もの金融機関が加盟している日本電子決済推進機構が運営するスマホ決済サービスです。J-Debitの決済インフラを活用しています。
J-Debitとは
J-Debitとは、キャッシュカードをデビットカードのように使えるサービスです。
おもにメガバンク口座を紐づけ、チャージ不要で決済や送金ができるコード決済アプリといったサービス内容となっています。
対応金融機関
地方銀行を除けば、以下の銀行口座を8口座まで登録して支払口座にできます。送金については、前述したことら送金の利用が可能です。
注意点
Bank Payは、同一口座につき1端末でしか利用できません。
一度アプリをアンインストールすると、機種変更コードを覚えていなければコールセンターに電話が必要となるため注意してください。なお、筆者の場合、平日20時30分ごろに電話しても対応してくれました。
機種変更
機種変更する場合は、旧端末で36時間有効の機種変更コードを発行しなければなりません。
もし機種変更コードを発行していない場合は、利用停止処理が必要です。この場合、旧端末の登録情報を引き継ぐことはできません。
機種変更コードを覚えていなければコールセンターに電話が必要となるため注意してください。なお、筆者の場合、平日20時30分ごろに電話しても対応してくれました。
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