PayPay改悪!具体的な対策方法を解説

PayPay改悪後の支払方法 決済
PayPay改悪後の支払方法

一部、PayPayのサービス変更に対応できていない記載があったため、2023年6月23日時点における最新の情報に更新しました。

PayPayは、2023年8月1日(予定)から他社カードを通じた利用の排除と制限が行われる予定でしたが、2025年1月に延期されましたお知らせにおいては、ユーザーから寄せられた意見をもとに反省し、延期期間について、「PayPay」と「PayPayカード」について最高の体験を提供するためサービスを徹底的に磨き込む期間と説明されています。

他社クレジットカードの紐付け払いができなくなる

改悪の概要

PayPayで、2025年1月から、他社クレジットカードの紐付け払いができなくなります

当初のお知らせ:PayPayからのお知らせ「クレジットカードの新規登録および利用の停止について」
見直しのお知らせ:『一部クレジットカードの新規登録および利用停止の見直しについて』(PayPay、2023年6月22日掲載)

従来、PayPayアプリではVisa・Mastercardブランドのクレジットカード等を登録し、そのカードを支払手段に指定して利用できていました。

ちなみに、この発表がされる前から、PayPayカードとPayPayカード ゴールドの新規登録はできなくなっていました

改悪後の支払方法

クレジットカード等の紐付け払いができなくなると、PayPayの支払方法はPayPay残高又はPayPayあと払い(PayPayクレジット)のみとなります。

PayPayあと払いであれば、改悪後も、チャージ不要でPayPayを利用できます

PayPay残高であれば、次の方法でPayPay残高にチャージしなければなりません。ソフトバンクまとめて支払いでチャージする場合を除いて、改悪による影響はありません。

  • 銀行口座(前払い)
  • ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い(実質的にあと払い)
  • セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM(前払い)
  • ヤフオク!・PayPayフリマ売上金(前払い)
  • PayPayあと払いPayPayクレジット(あと払い)
    ※2023年8月1日から、「PayPayあと払い」は「クレジット」又は「PayPay(クレジット)」に表記変更
    『「PayPayあと払い」の表記を変更(2023年8月1日~)』(PayPay、2023年6月13日)

PayPayあと払い(PayPayクレジット)は、PayPay株式会社ではなくPayPayカード株式会社が提供する、コード決済ができるクレジットサービスです。PayPayアプリにミニアプリとして組み込まれています。PayPayアプリに組み込まれたPayPayあと払い(PayPayクレジット)を直接利用することもできれば、PayPayあと払い(PayPayクレジット)でPayPayマネーライトを購入しPayPay残高にチャージすることもできます。いちいちチャージせずにミニアプリ機能を利用して直接利用するのが一般的です。

コード決済機能を有する電子マネーのうち、紐付け払いができるのは、d払いと楽天ペイくらいになりました。

そしてクレジットカードでチャージできるのは、au PAY(WebMoney)です。

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるチャージに手数料がかかるようになる

改悪の概要

2023年8月1日(予定)から、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによってPayPay残高(PayPayマネーライト)にチャージするとき、毎月2回目以降はチャージ手数料2.5%(税込)が発生するようになります。(PayPayからのお知らせ「PayPay残高チャージ時の「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」での手数料に関するお知らせ」

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いとは、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザーが利用できる、毎月の利用可能額の範囲内で、対象商品等を通信料金に合算または都度クレジットカード払いすることによってあと払いができる無料サービスです。

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いは、PayPayマネーライトの購入によってPayPay残高のチャージ、プリペイドバリューの購入によってソフトバンクカードへのチャージができます

法律上は、ソフトバンクが対象商品の販売者と債権譲渡契約に基づいて債権を買い取る形です。(利用規約

改悪の影響

本改悪により、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるPayPay残高チャージは、毎月2回目以降、2.5%もの手数料を負担しなければならなくなります。

改悪後の支払方法

チャージ手数料は毎月1回は無料なので、毎月1回、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いにまとめてチャージすることにより手数料の負担を避けられます

改悪後の対応について

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用してきた人

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いについては、月1回だけチャージすることにより従来とほとんど変わらずPayPayの利用を継続できるでしょう

オートチャージを利用していた人は、都度オートチャージとなってしまわないよう、毎月1日に「PayPayチャージ」というようにスケジュール(予定)を入れておくとよいかもしれません。

プリペイドカード等を紐付けて支払ってきた人

状況の整理

PayPayを使えるお店は非常に多く、もはやクレジットカードは使えないけどPayPayだけは使えるというお店もあるほどです。

そのためPayPayは、クレジットカードが使えないお店でもPayPayに紐づけて利用してポイントをためたり、チャージしたプリペイドカードを紐付けて高還元ルートを実現したりなど活用されてきました

このような人の場合、PayPayに紐付けられないとなると使い道が限定されるため大きな打撃です。

一応、MIXI Mはリアルカードが発行されているので、クレジットカードを使えるお店であれば利用できるようになります。

対策1 PayPayあと払い/PayPayカードの申し込み

対策としてまず検討したいのが、PayPayあと払い/PayPayカードの申し込みです。

PayPayあと払いを利用すると、PayPayの還元率は通常1.0%、300円以上の決済30回以上かつ10万円以上の利用で翌月1.5%になります

PayPayあと払い(PayPayクレジット)は、PayPay株式会社ではなくPayPayカード株式会社が提供する、コード決済ができるクレジットサービスです。PayPayアプリにミニアプリとして組み込まれています。PayPayアプリに組み込まれたPayPayあと払い(PayPayクレジット)を直接利用することもできれば、PayPayあと払い(PayPayクレジット)でPayPayマネーライトを購入しPayPay残高にチャージすることもできます。いちいちチャージせずにミニアプリ機能を利用して直接利用するのが一般的です。

対策2 ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOに申し込む

特にクレジットカードやプリペイドカードを紐付けて支払っていた人は、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOのいずれかに申し込むのもおすすめです。

まとめて支払いによるチャージは、まだ月1回まで無料でできます。

そうすると、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの支払方法に設定したクレジットカードまたはプリペイドカードでPayPay残高にチャージできるからです。

対策1と対策2をどちらも行うと、ちょっとした工夫だけで還元率2.7%ルートを実現できます

コメント

  1. 緒方龍 より:

    適切でない説明が若干あるように見受けられました。

    「PayPayあと払い」は、公式サイトによると、

    『事前にPayPay残高へチャージをすることなくお支払いができ、支払った代金はPayPayカード、PayPayカード ゴールドのご利用料金と一緒に口座から引き落としされます』

    というサービスですので、チャージ行為が不要です。このブログ記事では、まるで「PayPayあと払い」が【常にチャージを必要とする】ように読め、実際の改悪以上にPayPayの印象を悪化させるように見えました。

    なお、ちょっとややこしいことに、公式サイトによると、

    『「PayPayあと払い」を使ってPayPay残高にチャージすることも可能です』

    ということで、PayPay残高へのチャージの方法として「PayPayあと払い」を使うこともできるので、この点ではこのエントリーの説明は正しいです。ただ、やはり基本は「チャージすることなく払える」ことが第一のメリットとして訴求されているサービスが「PayPayあと払い」ですので、語弊があるように感じました。

    なお、8月1日からは、そもそも「PayPayあと払い」という表記自体がなくなり、「クレジット」となるようです。

    • 山崎 謙司 より:

      コメントと情報提供ありがとうございます!
      ご指摘いただいたとおり、PayPayあと払いチャージは一般的ではなく、語弊を招き、必要以上に印象悪化させるおそれがありました。
      記事を最新情報にしたうえで、記載を見直し更新させていただきました!
      記事改善できたのはコメントいただいたおかげであり、改めて感謝申し上げます!

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