SIMロックとは？

SIMロックとは？
SIMロック解除の背景・重要性
MNOのSIMロック解除対応

SIMロックとは？

SIMロックとは、他社のSIMカードの使用をロックする仕組みです。

SIMロック解除の背景・重要性

総務省は、SIMロックについて、次のように示しています。

事業者の変更や併用による他の事業者の役務の利用を妨げ、利用者の利便を損ない、利用者の権利を制限する効果を有する
役務契約の締結や変更のコストを押し上げ、役務の料金やサービス内容の差別化による事業者間の競争を阻害する効果を有する

その結果、正当な理由なくSIMロックを設定する行為は、電気通信事の健全な発達又は利用者の利便の確保に支障が生じるおそれがあるときは、業務改善命令の要件に該当すると示しました。（電気通信事業法第29条第1項第12号）

ただし、割賦代金等を支払わない行為又は端末の詐取を目的とした役務契約その他不適切な行為（割賦代金不払行為等）のおそれがないことが確認できず、権利や競争への制限効果がより低い他の手段によって割賦代金不払行為等を防ぐことが困難であると認められる場合には、総務省の確認によって例外的にSIMロック設定が認められます。

SIMロックを設定する場合、事業者はSIMロックの必要性や代替的手段による対応ができないか十分に検討したうえで、総務省に資料を提出して確認を得なければなりません。

移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン（令和4年12月改正）

MNOのSIMロック解除対応

SIMロックが設定されているときは、窃盗や盗難、虚偽申告での購入、補償サービスの対象となった端末、料金の滞納などによるネットワーク利用制限がかかっておらず、原則として2015年5月以降に発売された機種（SIMロック解除対応機種）であって、一括払い、クレジットカード分割、口座振替分割で精算済み（残債なし）の場合は即時、それ以外（口座振替分割払いで残債あり）の場合は購入日から101日目以降に、手数料無料で、WebからSIMロック解除の手続きができます。

SIMロック解除対応機種は、iPhoneの場合、iPhone 6s以降（iPhone SE第1世代も対応）です。

中古端末を購入するときは、まずSIMロックが解除されているか確認しましょう。SIMロックが解除されていないときは、ネットワーク利用制限がかかっていないか、口座振替で分割払いをしていないか、しているなら購入日はいつかを確認しておく必要があるでしょう。

ドコモ

ドコモで2021年8月27日以降に新たに発売される機種を購入した場合、SIMロックは設定されていません。（ドコモ）

2021年8月26日以前に発売された機種を購入した場合、分割払いで購入した場合などは、SIMロックが設定されていることがあります（ドコモ）。SIMロックが設定されている場合は、My docomoで解除の手続きをしましょう。

2023年10月1日から、SIMロック解除の受付条件はなし（誰でもSIMロック解除可）（ドコモ）、どの方法でも手数料は無料（ドコモ）となりました。

ahamo

ahamoでは、機種を一括払い又はクレジットカード払いで購入した場合は、SIMロックが設定されません。（ahamo）

ネットワーク利用制限などの各種ロックがかかっておらず、購入後100日経過するか、残債がないか、支払方法をクレジットカードに設定した場合は、手数料無料で、手続きページからSIM解除の手続きができます。

au

auで購入した機種は、次のとおりです。（au）

2021年9月30日以前に発売された機種：SIMロックが設定されている
2021年10月1日以降に発売された機種：SIMロックは設定されていない
2022年10月1日以降、iPhone 13シリーズ、iPad（第9世代）、iPad mini（第6世代）を除く2021年9月30日以前に発売された機種：SIMロックは設定されていない

2022年10月1日以降は、一部iPhoneなどを除き、中古機種であってもSIMロックは設定されていません。

SIMロック解除は、ネットワーク利用制限がされておらず、2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応機種を条件として、手数料無料で、My auから手続きができます。

UQ mobile

UQ mobileで購入した機種は、次のとおりです。（UQ mobile）

2021年9月30日以前に発売された機種：SIMロックが設定されている
2021年10月1日以降に発売された機種：SIMロックは設定されていない
2022年10月1日以降に購入した機種：iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 11、iPhone SE（第2世代）、iPhone 7、iPhone 6s、iPhone SE（第1世代）にはSIMロックは設定されていない

SIMロック解除は、ネットワーク利用制限がされておらず、2015年5月以降に発売されたSIMロック解除機能対応機種（iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 11、iPhone SE（第2世代）、iPhone 7、iPhone 6s、iPhone SE（第1世代））を条件として、手数料無料で、My UQ mobileから手続きができます。

SoftBank

SoftBankで購入した機種は、次のとおりです。（SoftBank）

2021年4月14日～2021年5月11日に購入：一括払い又はクレジットカード分割払いの場合、SIMロックは設定されていない
2021年5月12日以降に購入：SIMロック解除対応製品なら、SIMロックは設定されていない

SIMロック解除は、ネットワーク利用制限がされておらず、原則として2015年5月以降に発売されたSIMロック解除対応機種であって、一括払いやクレジットカード分割払い、残債なしなら即時、クレジットカードでない分割払いなら購入日から101日目以降に、手数料無料で、My SoftBankから手続きができます。

Y!mobile

ワイモバイル（Y!mobile）は、2021年5月12日以降にSIMロック解除対応製品を購入した場合、SIMロックは設定されていません。（Y!mobile）

SIMロック解除は、利用料金を滞納しておらず、SIMロック解除対応機種（2015年5月以降に発売された機種）であって、一括払い、クレジットカード分割、口座振替分割で残債なしの場合は即時、それ以外（口座振替分割払いで残債あり）の場合は購入日から101日目以降に、手数料無料で、My Y!mobileから手続きができます。

リンク先は状況によって異なるので、ワイモバイルの案内ページから手続きしてください。